2003年03月12日(水)
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『世界に一つだけの花』って恥ずかしい
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SMAPの『世界に一つだけの花』がばか売れしている、という。心がかゆくなる。
最初に聴いた時は好きな曲だと思ったし、今でも曲自体に悪感情はない。 けど、こういうSimple&Straightな曲はAlbumの一角にさりげなく置かれてるくらいがちょうどいい。 Single Cutされて大々的に売り出されてしまうと、面映いというか、 助けてくれーってくらい恥ずかしい。
「相田みつをみてーじゃねーか。」とか、あえて毒づきたくなる。 こそばかゆくて居たたまれないんだもん。
この歌を聴くと元気が出るの〜。そうよね!私達一人一人がかけがえの無い存在なのよねっ!とか嬉しげに語ってる人がいて、いや居るのはいいんだけど、マスメディアがまた街の声ですとか言っていちいち取り上げるから、もう辛いっすよ。
「世界に一つだけの花かもしれんが、キミは絶対バラでもスィートピーでもないぞ。 良くて野村監督並みの月見草。本命で、踏みつけても誰も踏んだ事すら覚えてないぺんぺん草。 大穴でラフレシアかもしれんし(世界一でかくて尿の匂いがする。)、スギ花粉かもしれんし、 "そして私はいつも夜咲くあざみ"かもしれんよなー。」とか、まぜっかえしたくなってしまう。
曲自体は世間がこんなに盛り上がってなければ、ひそかに好きなんだけどね。 マッキー、ホモだから、いろいろ葛藤もあるだろなーとかさ。
しかし、SMAPはどーしてこうタイミングが良いんでしょう。 マーケティングの産物とも思えないのに、なぜか時流のつぼにはまって売れる。 TOKIO、V6より、全然音痴なのに売れておかしい、と言われるけど、 多分、音痴だから売れてるんだと思う。
ワンギャルとかでそこそこ可愛い子がならんでると、視線がするっと通り過ぎて、 心にひっかからないのと同じで、 SMAPが歌ってると、 注意深く聞かないとどんなメロディ歌ってんだかわかんないし、 音があっちにふらふらこっちにふらふらしてて危なっかしいから、つい注意向けちゃうし、 ちょっとFANだと「がんばれ!がんばれ!。よーし。今日は大体元の音程がわかるぞ。すごい!」とか、 持ち歌歌ってるだけなのに、こぶし握って応援出来るし、 何だかんだいって印象に残るから、そこがSALESにつながってんじゃないかなー。
alain
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