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2012年06月18日(月)
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清盛感想とツィッター革命など
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清盛23話。叔父を切る話。日を変えて24話。いずれも録画で視聴。
こひさんいいなぁ。叔父さんいいなぁ。 暖かくて、そのくせ捻くれてたり鬱屈してたり、照れたりうろたえたり。 お疲れ様でした。好きでした。
義朝の慟哭。 弱さを抱えつつ、かっこよさを突っ走る男子役がはまる。 やるせない渋みも出てきて、これからが楽しみな役者。
ただ話全体としては"ためすぎ"というか、旅回り一座的な盛り上げ方に気持ちが追いつかず、 一部早送りしてしまった。 もう少し水っけを絞ってくれればなぁとの感想。いい話なんだが。 これは23話のこと。
24話は良かったー。 音楽の使い方もいいし、2場面同時進行という映像ならではの表現が気持ちがはまってる。 この人の演出は前回も評判良かったもんなぁ。 薄桜記もやってくれませんか。(というのは冗談として) 初めて清盛が可愛く、頼りがいを感じた。やっぱマツケンは静の演技が合う。 過去があって今があるのはわかるが、助走に半年間は長いよなー。
2話続けて、呼ばれてないのに唐突に現れる西行。 彼ってこの先もこの扱い? 好きでも上手いとも思わないけれど、 北面の武士の時の「ハハン」ってな優越感たっぷりの片頬笑いは持ち味生かしてたと思う。 出家の過程が見せ場だったのだろうが、話が意味わからなかったし。
当初4本柱(清盛・義朝・後白河・西行)と扱いだったのに、あれは客寄せの嘘だったのか。 今の扱いならそもそも最初からいらなかったんじゃなかろうか。 タマコ愛を知るの巻はそれ自体がいらないと思っている。 清盛の訴え仏なら、盛国でも良かろう。 それとも、何かの都合(他の仕事が入ったとか)で出番削らざるを得ずで尻切れになっているのか。何なんだろう。
そういえばPによるツイッターでの清盛解説。 新規さんを呼ぶのは今更だろうし、どちらかというと、今の固定客を引き止めるのが狙いのように見える。 かつ、録画でなくリアルで見ようよとの呼びかけか。 色々とつっこみ所はありつつも、新しい試みには拍手。 義朝を見届けたいので、そこまでは見るよ。
ツィッター繋がりで別の話。 チュニジアを始めアラブ諸国での民主化運動が、ツイッター革命と言われていた時に、"日本はね・・・"との話を読んだ記憶がある。 「日本でもネットの情報網は社会を変えつつある。 ただ、日本の人口構成ゆえにに少数派に留まっている。20代より40代が多く、60代はさらに多いのだから。 でも、上世代はいつかは少なくなるのでいつかは変わる。」と聞いた。
そうなんだろう。と思う。 シニア世代でもインターネットを使う人は少なくない。 ただ、圧倒的な違いはネットの情報への信頼度の低さ。 「デマばっかり、いい加減な噂でしょう」と。
確かに玉石混交ではある。 でも、都合の良いように編集されたマスメディアだけ聞いているほうが怖い。 個人それぞれのの偏向フィルターがかかった悪口雑言を100聞くのと、広告代理店の決定を1聞くのと、 どっちがより今何が起きているかを見せてくれるかっていうと、私は100聞くほうが騙されてないような気がするし、 おそらくそういう人は増えている。 親鳥が口に流し込んでくれるものから、自分でちょこちょこついばみに行くものに、情報の定義が変わったのだと思う。
一般人がバーターだのごり押しだの、知ったようなことを言うようになったのはまさにツィッター革命かと。 まだ、政治経済への目だった影響はないようだが、エンターティメントも産業の一つだからな。 じわじわではあろうが、影響力は大きくなっていくんだろう。
団塊の世代が退職したら週刊誌が何誌かつぶれるとの予測があった。 ねばってはいるがいずれ限界が来ると思われる。これから部数増えるとは思えないもの。 電車内でも特に帰りは、夕刊紙・雑誌を読んでいる人がほぼ居らず、みなスマホを見つめている。 テレビは同時性を武器にネタとして残りそうだが、雑誌・新聞はこれから伸びる方向性が見えない。 ぶち切れて、「提灯持ちです!」と判るように提灯持つか、どこの提灯も投げ捨てて無頼につっぱしるかした方が、面白いのだが、ないだろうな。
alain
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