あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


嫌いになんか、ならないよ。
2006年09月18日(月)

それでも、気持ちは削がれていく。
ゆっくり、ゆっくりと。



何気ない瞬間でも、あなたが嫌な顔をした。
あたしが何かをしたと言うよりも、あなたが不服だと思ったのね。

地元を離れた出先。
エレベーターの順番待ち。
日曜なんだし、駅ビルなんだし、前にいたのは家族連れなんだし。
列になってたのがわかんないの?

入り口近くに立とうとしたあなたの腕を、あたしが引き止めた。
それだけのことよ。



不機嫌になったあなたと、それを見つめるあたし。
あたしは、わけもわからず、あなたよりも機嫌を悪くした。



図々しい人は嫌い。
確かに急いでいたけれど、そんな風にする必要はないでしょう?
どうせ同じエレベーターに乗るんだもの。
先だろうが、後だろうが、変わらない。



後になってから、ごめんと繰り返していたけれど。

好きなことに変わりなんてないけれど。

削ぎ落とされていく何かを感じている。





↑コメント変わります↑


そう思える日が来るのかな。



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