あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


抱きしめてくれた。
2006年11月06日(月)



仕事が終わって、急いで華の家へ。
あたしの晩ご飯は、途中で買ったコロッケ二つ。
仕事場の残りの和菓子を二つ。これは華とはんぶんこ。





食べ終わったら、そのまま抱き竦められた。





じわじわと込み上げる何かが、腰骨の辺りから、内臓まで伝わってくる。
ああ、華がいる。
あたしの中に、華がいる。

物理的に「交わる」ということができない生き物同士だけれど、こうしてあたしは、自分の中にあなたを感じることができる。





頭の中を真っ白にして、あなたの腕の中で鳴く。
今日は、全て、華の思う通り。
お邪魔をする、悪戯な手もない。
ただ、華に踊らされる。





涙が出そう。
ううん、もう泣いてる。





身体中に散らされた、真っ赤な痕跡。
華が残した自己主張が、あたしの皮膚を染め上げている。
綺麗な綺麗な、赤い花。











↑コメント変わります↑

ちょっと情けない場所なんだよねぇ。
抗生物質でも塗って、大人しくしておこうっと。



BACK   NEXT
HOME