あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


プシキャット。
2006年11月08日(水)


お休みの日は一日デート。
目が覚めた瞬間、華は玄関にいる。

それからいつものように目覚めのための儀式。
昼寝。
起きてから、遅いお昼。今日は特製ネギ焼き。

今日は、その後、自転車の二人乗りでおでかけ。
LIZLISAのスカート買ってしもた……。
それと、華に変な手袋を買ってもらった。怖い顔をした羊の手袋。アジアン雑貨のお店の店頭にあって、つい目を留めてしまったもの。
どうせ通勤にしか使わないもん。
華が笑ってくれるなら、いいや。





帰ってから、下着姿のままで、タンスの整理。
あたしの服の趣味は毎年変わるから、着れなくなったものがたくさんある。正社員をしていた頃に揃えた服なんて、堅すぎて着ない。黒いワイシャツ、地味目のチノパン。一つ一つ広げて、華が好きそうなものは横流し。
ワイシャツとか、シックなブラウスとか、迷彩柄のジャケットとか。
華は喜んで持って帰る。
あたしのお古なのに……どうやらそれが嬉しいみたい。わかんない。

この間も、マフラーを買うと言うから、あたしの持っているたくさんの中から、一つをあげた。コムサのグレー。ブラウンとお揃いでもらったものだから。
最初はブラウンを持っていったけど、華にはグレーの方が似合う。
あたしがしていたのを外して交換したら、何だかいたく感動していた。
よくわかんないけど、この子は、あたしのことが好きで好きで仕方ないのだけは理解できる。





華がよく言う。
「いちごが好き」って、いつものトーンで。
その後で、「分かってる?」って聞いてくる。

分かってるよ。そんなこと。
あなたを置いて死ねないと、このあたしが思ってる。
惜しいものなんて何一つ無くて。
大事なものを作ることもなくて。
いつ死んでも後悔のないように生きてきたあたしが。このあたしが。
生まれて初めて、責任を感じてる。





華。
あたしの大好きなあなた。
あたしが息絶える時には、あなたを殺してから逝くよ。
約束するね。











↑コメント変わります↑

じんましんが出たー。
ムービー撮られたー。ひーん。



更に帰り際に、あたしの悪戯。



↑コメント変わります↑

……って、華の息が荒いンですけど。
怖い怖い怖いいいぃっっ!!
両手首掴んで、ハァハァしないでぇっ。



「来週、ソレでお願いします!」
「やだっ、華が怖い!」
「いや、ほんとお願いします。土下座するっ!」
「しなくていいーーー!」

帰り際の玄関での遣り取り。
…………あほか……



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