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現在も継続中です。 華と恋人を止めました。 あたしから言い出しました。 一つの嘘が、あたしの心を裂きました。 裂けた傷からは、溜まりに溜まっていた黒い血が溢れたのです。 それは治しようもなく、痛くて、苦しくて。 あたしは逃げることに決めました。 でも、まだ逃げている、とは言えないかも知れない、現状。 あたしは相変わらず華の傍にいる。 恋人として、もう何も求めないだけ。 それがときどきすごく苦しいけど。 でも、華を置いて逃げるなんて。 今のあたしには、まだ出来ない。出来るはずがない。 華は相変わらずあたしのことを大事にしてくれて。 恋人に戻りたいと言ってくれている。 あたしは。 捨てていくぐらいなら、捨てられる方が良い。 その世界を捨てるという痛みを、あたしは二度と味わいたくない。 残された華のことを想うのが辛い。 自分勝手だけれど。 それでもまだ、あなたを愛しいと思う、気持ちがある。 自分が弱い、と思い知る現状がある。 逃げてるのは心だけ。 痛い痛いと泣く心だけ。 だって。 あたし、もう死にたくないよ。 死ぬほどの苦しい朝なんて、もう嫌なんだよ。 好きかと問われたら好きと答えます。 一緒に生きていけるかと言われたら。 あたしはきっと、無理だと、答えます。
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