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向日葵のように
ひまわり
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2007年04月18日(水)
関係

仕事のあと、すごく飲みたい気分だった。
だから一人で飲みに行った。
最近毎日飲んでるなぁ…。

話し相手欲しさに、
あたしは夜の街を彷徨う。

結局行く場所に悩んで、
行きつけのお店に行って。

ここは気心知れてるから、すごく心地いい。

仕事中は全然彼と話せなかったから。
当たり前だけど。
近くに居られるだけでいいや、って思った。

飲んでるときに軽くメールしてみた。
仮に返信がなくても、その時のあたしはひとりじゃなかったから。

ひとりで飲んでることを告げて、
何通かやり取りした後に
ふたりで会うことになった。

会いたかった。
だって思ってたもん。
ふたりの時間が欲しいって。

合流するとき妙に緊張して。
飲みながら話して。
きっと本当の彼と向き合った。

全然キャラ違うから、ちょっと戸惑ったけど、
沢山知らない話をして。
家庭の話。
仕事の話。
学生時代の話。

知りたかったような、知りたくなかったような。


話を聞いて思った。
若いから許される事を彼はしてるんだろうって。
もし同い年だったら、こんな男は好きにならなかったかな。
けど、弱い彼を見た瞬間…
あたしはまた過去に戻った。

あたしを好きって言う人は、
みんな家庭環境に問題がある人。
あたしは幸福な家庭で育ったから、理解してあげれない。
ただ単に同情してしまったりもする。
だけどそこで、違う感情が芽生える。


 あたしが居るよ。



守ってあげたい。
もう傷付かなくていいように。

そのあと「どうする?」ってなって。
帰りたくなくて。
一緒にいた。

身体を重ねて。
たくさんのキスをして。
抱きしめ合って。

背中を向けて、寝て。


なかなか眠りにつけなくて。
なんだか空しさを感じだ。

先に目が覚めちゃって。
ひとりで蹲ってた。

彼が起きてからは、何も触れられず。
前回よりも時間もなかったんだけど。


大してときめきは感じない。
妙なもどかしさだけを覚える。


でも信じていい?
期待してもいい?

あたしがひとりで居るって言った時、
「そりゃ行こうかなって思うでしょ」
って言ってくれたあなたの一言。

あなたもあたしに会いたいと思ってくれてるって。

誰かと恋愛関係になるのは、ちょっと怖い。
そして面倒臭い。
まだきっとお互いに
「この人ならいいな」とまで思えていないけど、
今はこの関係のまま、
離れたくはない。