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実家には3匹の猫がいる。
一匹目がミュンという黒猫(2歳のメス)で2年前の秋、黒猫三匹で土手で泣いていたところを近所に住んでいる猫好きの家族に保護され、そこからわたしの家にやってきた。そして一年後去勢するのが遅れてしまい子供を産んでしまった。
それが二匹目で黒と白の縞模様のリンちゃん(メス 1歳)。
そして三匹目が今年の春、母と妹が犬の散歩をさせている時に「置いていかないで、僕も一緒に暮らしたいの」とすごい勢いで泣きながら走って着いてきてしまった茶白のクーちゃん(オス 6ヶ月)。
三匹とも人間になついているけれど、特になついているのはやはりミュンとクーちゃん。クーちゃんは保護したばかりの時、四六時中喜んで喉をゴロゴロ鳴らしていて病院で先生が聴診器を当ててもゴロゴロしていて「お腹の音が聞こえない」と言われたくらいだったそうだ(笑)。今でも近寄るだけで喉を鳴らして喜んでいる。
わたしの経験から捨てられたとか野良猫だった経験のある猫ほどよくなつく。リンちゃんは生れた時から飼い猫だったので箱入り娘のように恐がりやさんで人間に媚びない。野良猫だった猫にはその記憶があってまた置いていかれたら嫌だという感情があるのではないだろうか。猫は過去なんてあっさり忘れて生きる動物のように見えるけれど、いつもお腹を空かせていた悲しい記憶というのは残っているものなのではないかと思う。