My life as a cat
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2003年12月04日(木) ここはやっぱり肥満大国

ここへ来て初めて住んだところは大きな大学の近くで、わたしがバスで行けるところといったらシティばかりだった。だからあまり太っている人を見かけなくて「オーストラリアでは歩けばデブに当たる」なんてイメージばかりだと思っていた。でも今思えばそれもそのはず。大学のキャンバス内を歩いているのは生粋のオージーよりも海外からの留学生のほうが多いくらいだし、シティを歩く人も外国人かあるいはそこそこのいい会社の勤め人が多いから生粋のローカルオージーとすれ違っていないのだった。

ところがローカルオージーが車で乗りつけるような近所のマーケットで買い物を済ませるようになるといかにデブが多いかということに気付く。わたしの目で執った怪しい統計によると4割が誰もが認める健康を心配してしまうほど太った人、3割が太り気味だけど健康を害すほどでもなくダイエットすれば問題なさそうな人、あとの3割は正常だけれどこれは子供が大半を占める。国民の6割以上が肥満というのは本当だったのかと改めて驚いた。ランチタイムはマクドナルドやハングリージャックスに駆け込み、休日はBBQで昼からビール、コーク。食後のアイスクリーム。買い物もすごい。何人家族なの?と聞きたくなるほどカートに山盛り買っている。しかもオージーの呆れちゃうところは自分でダイエットして痩せようという人よりもさっさと手術してしまう人が多い。先日知人も「明日手術するの。だから本当は今日は食べちゃいけないんだけどね」と言いながら手を休めることなくクラッカーを食べていた。

日本には既に痩せてるのに更にギツギツと病的に減量に挑む女性達が沢山いてかなりおかしいと思うのだが、すごく太っているのに危機感のうすいここの人々もかなりおかしい。足して2で割ればきっとちょうどいいのだ。

(写真:Swan River)


Michelina |MAIL