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| 2004年01月15日(木) |
畜産不祥事に思うこと |
年末のBSEに引き続き、鶏インフルエンザ、京都の卵事件、畜産業界の話題は治まらない。
山口のある養鶏所では県の畜産課の呼びかけも鶏の血清抗体検査などのモニタリングを実施していなかったらしい。なぜなら「病気が見つかると困るから」だそうだ。他人の健康よりも自社の生存が大事なのだ。でもそうさせているのは質よりも安さばかりを求めてしまう消費者ではないだろうか。鶏処分はガス殺してから埋めるという記事も読んだけれど麻袋に詰めて生き埋めという噂も聞いた。それだけはやめて欲しい。
そしてマクドナルドも豪ビーフの安全さを知ってもらうために大量に無料券を配布するようだ。子供達が群がること間違いなし。豪ビーフは安全かもしれないが、その前に重役達が絶対口に入れたがらないようなハンバーガーを売っているという事実を忘れてはならない。無料券よりも彼らが3ヶ月くらい自社製品を食べ続けて健康診断でもして証明してくれれば安全だと認めよう。去年、牛に与える抗生物質を減らすといったマクドナルドだけれどその採算はどう合わせられるのだろう?
一連の畜産不祥事は「家畜達の病んだ体」が命を物としてしか見ない「人間達の病んだ心」を反映しているように思えて仕方がない。