My life as a cat
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2004年04月08日(木) 新しいベジ友達

こちらはイースターで明日から4連休に入る。週末の賑わうシティにいつものごとく飲みに繰り出した。週に1度は必ず一緒に飲んでいるナエちゃんが、今日はユナちゃんという新しい友達を連れてきて紹介してくれた。そして3人で赤ワイン持参でコリアンレストランへ。話してみるとユナちゃんもベジタリアンだった。理由は単に嫌いだということ。日本人の「単に肉嫌い」の人はあまり「わたしはベジタリアンです」とは言わない。彼女も「肉は食べられない。魚もあまり。。。好きなのはお芋や豆やごはん、パン。お酒も殆ど飲めない、タバコは吸わない」と言っていた。粗食で健康的。今の日本人の食生活をこんな粗食に戻せば成人病患者や肥満も減るに違いない。子供の頃からそうやって暮らしてきたという彼女は背もスラッと高くスリムで年齢と比べて肌もハリがあって綺麗。それで至って健康で風邪もひかないというので本当に「肉や魚や乳製品を食べなくちゃ体に悪い」なんて畜産業界の陰謀だとしか思えない。

石焼きビビンパやチヂミ、冷麺をつつきながらユナちゃんと一緒に暮らしているマレーシア人のBFとの成り立ち話に「すごい!ドラマみたい」と感嘆。11年前に知り合ったという彼らは数々の障害を経て1度は別れたもののまた奇跡的にめぐり合って今一緒にいるとのこと。本当に「運命の人」とはこういうものなのだろうか。神様は一度は彼らに障害を与えて離れさせたものの心が完全に離れていない彼らにもう一度チャンスを与えたのかもしれない。日本でのめまぐるしく速く回転する生活、口もきかずにすれ違うだけの人々、一瞬気に留めても忙しさに紛れて忘れてしまった人々、そして忘れられていく自分の存在。。。そういったものに寂しさを感じていたわたしにはとても心がポカポカするような話だった。

ちょっと酔っていたわたしとナエちゃんはこれからのことはまだ想像もつかないというユナちゃんに「頑張ってね。頑張ってね」と何度も繰り返して帰ってきた。


Michelina |MAIL