My life as a cat
My life as a cat
DiaryINDEXpastwill


2004年05月07日(金) いつ帰ってくるの?

1番の飲み友達ナエちゃんとわたしはここで本当によく飲み歩いていた。パースに来て初めての友達であり、ひょんなところで劇的に再会した。イヤな意味での女らしさがなく、基本的にさっぱりした男のような性格で気が楽だった。今週末わたしは日本へ向かうのだけれど、彼女も今はビザのことでてんてこ舞い。もし彼女が帰国を決めればわたし達はまた東京の居酒屋で日本酒でも一緒に飲むことであろう。それに焦っているのが彼女のBFのデニス。若い彼はとてもわかりやすい。先日「Michellina、次はいつ帰ってくるの?」と聞かれて「わからない。帰ってこないかも」と半分冗談で答えたら、その後彼はナエちゃんに「帰っちゃだめ」と言ったそうだ。わたし達が日本でつるんでしまったら本当に二度と帰ってこないかも、と恐れているようだ。

今夜はそのナエちゃんも含め女友達と4人でお別れパーティ。そのうちの1人はここで結婚したのでいつでもここにいるのだろうけれど、あとの3人は道に迷っているので今後どうなるのかは不明。気の合う仲間だっただけに次にいつ会えるのかわからないのは淋しいものだ。ここでの日本人の友達の存在は大きかった。バックグラウンドや言語の違いに戸惑う時もそれをあっさり理解してくれる人がいるのは心強い。性格や考えが違えど、やはり同じ国で同じ制度や文化の中で育ってきたのだ。

二軒目のパブで飲んでいるとナエちゃんの電話が鳴った。デニスが今からジョインすると言う。わたしが「絶対、彼はわたしがちゃんとここに帰ってくるか確かめるつもりだね」と言っていたら本人ご登場。図星だった。一言目に「で、いつ帰ってくるの?」と言うので笑ってしまった。

家に帰るとデリバリーピザの空箱が転がっていた。マーティンも友達と飲みに行くと言っていたのに相手の都合が悪くなったので結局ピザをオーダーしたようだ。こんなところを見せるなんて酷い。彼の食生活を心配してしまう。彼の舌は不健康な味を好まないからわたしがいなければマーケットで出来合いの惣菜を買うのだろうけれど、やはりパックに詰められたグラム売りの食事は味気なくてなんだか淋しい。そしてキッチン用具の在り処がわからないと日本まで電話してくるに違いない。「わたしいつ帰ってくるの?」こっちが聞きたいくらいだわぁ。


Michelina |MAIL