My life as a cat
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2004年05月28日(金) WA癖の抜けないわたし

パースではちょっと寒かろうと晴れた日にはノースリーブで出歩く人が多いし、暑い日の服装なんかは水着?というくらいに開放的。露出度は高いけれどそんなことは誰も気にしない(少なくとも目で追うような人はみかけない)からわたしもすっかりそれに馴染んでしまっていた。今日は3年か4年ぶりに友達と再会する為にまたパースで買った胸の開いた白いノースリーブのカットソーとジーンズ生地のスカートをさっと着込んで電車に飛び乗り銀座に向かった。真昼間の電車はそんなに混んでいなくてちょっと人と人がかすかに触れ合うくらいだった。窓際に立っていたら錦糸町あたりで何か異変を感じた。目の前に立ってわたしに背中を向けている大柄のサラリーマン風の男性の手がわたしに当っている。気のせいかなと思っていたら明らかに動いているのでむっとしてその手を思いっきり掴んで跳ねのけた。するとその男性は跳ねのけられた手を窓に当ててすごい勢いで汗をかき始めた。気の小さい人に違いない。わたしは違うけれど世の中のNOと言えない女性のことを考えたらその人と次の駅で降りて警察に行こうか迷ったけれど、明らかに待ち合わせの時間に遅れるので思いとどまった。友達に会い、そのことを話すと「その恰好じゃねー。日本人はストレスたまってるから服装は慎んだほうがいいよ。それにまだノースリーブじゃ寒いでしょ」と言われた。全然気付かなかった。大体スーツのサラリーマンに合わせているのかどこのカフェも冷房が効きすぎて寒すぎる。羽織るものを持たなかったわたしは震え上がった。

カフェで軽いランチをとって屋外のカフェでジェラートを食べ、夕方に飲み始めた。彼女と初めて会ったのは15歳の時で、若かったゆえに何もかもを相談したり話したりしてきたので27歳になっても会うとたちまち15歳に戻ってしまう。ドイツ人と付き合ってみたいという彼女の思い描いているドイツ人像があまりにもマーティンのようだったので彼は典型的ドイツ人なのかもと思った。「自転車と自然が大好き」な彼をこんなに褒めてくれたのは彼女くらいかも。一杯飲んでから居酒屋を出たけれど飲み足りなくて近くで飲んでいた友達グループに合流した。どんな集いかいまいちよくわからなかったけれど、沢山のカナダ人がいてつくづくやっぱりオージーの英語は色気に欠けるなと感じてしまった。さっぱりした人達で初めて会ったのにとてもリラックスして楽しめた。


Michelina |MAIL