My life as a cat
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2004年06月17日(木) お食事会&ドライビング

夕方、妹のアルバイト先に出入りする客である中年男性2人とわたしと4人で食事をした。誘われるがままに着いて行ったので彼らがどういう趣旨で誘ったのか、どんな人達なのか全く知らず、行ってみてちょっと面食らった。料亭のようなところに案内され、席につくなり、片方の男性がもう片方の男性を「会長」と呼んでいたのですぐにどこかのエライ人なのだと悟った。料理はあちらが適当にアレンジした。彼らがどんな事業をしているのかなど少しずつ探りを入れているとテーブルにまだ生きてパタパタと動いて苦しそうな刺身がやってきた。うわーー。妹とわたしはもう心臓がバクバクしてしまい、テーブルから後ずさり。ぼちぼち時間が経つうちに彼らはわたし達との「会話」などに何の期待もしていなくてそこで食べながら相槌をうって愛想笑いを浮かべていればいいのだということがわかった。が、「今度は○○牛でも食べに行くか」などと言われわたし達は肉を食べないことを白状すると「可哀そう」と何度も言われ気分が悪かった。殺される牛さんのほうがよほど可哀そうだ。それにわたしは苦しんでベジタリアンをしているわけではなく、慈悲する余裕があることがむしろ自分が幸せである証だと思っている。テーブルの上に食べきれないほどの料理を並べ、ちょこっと突付いて平気で席を立つ、舌の肥えた彼らは何を食べても満足しない。経済的豊かさと心の豊かさは比例しない。愛想笑いで顔の筋肉が疲れ果てる頃お開きとなった。

帰宅すると父を慕ってよく遊びに来る21歳の男の子が2人来ていた。彼らが新しい車を手に入れたというのでわたしと妹も乗せてもらうことになり4人でドライブに出かけた。外見とは裏腹にまじまじ喋ってみるととても純真で可愛らしい。恋愛相談を持ちかけられたけれどわたしにとっては小さな小さな問題で微笑ましかった。真剣に答えてあげるとお礼なのか、慰めなのか「あの、僕、お姉さんはまだまだイケテルと思いますよ。きっと35歳くらいまでは大丈夫ですよ。」と言われた。ちょっと待って。あと7年しかないの?


Michelina |MAIL