My life as a cat
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2004年06月30日(水) 「自分の木」の下で

女性雑誌は「女性の自立」とかを前面に押し出しているけれど、そういうものには惹かれない。社会にでてみて才色兼備で結婚もしているけれど自立していて仕事もばりばりこなし、自分の意見をずばずばと言うような女性を見ると「すごいなぁ」と思うけれどそれだけだ。わたしはもっと怠惰で自立心も無い。そんな女性の漲るエネルギーに圧倒されつつもわたしなりに頑張っているのだけれど、マーティンがわたしのVISA取得のために動いてくれていると聞いたらスワン・リバーで遊ぶペリカンや、ミケの幸せそうな寝息を思い出して帰りたくてたまらなくなった。

大江健三郎の"「自分の木」の下で"という本の中で、森の中で育った大江少年は一時期「森でアザラシと暮らす子供」だったという。もちろん物理的には不可能で空想である。わたしはビルの森でペリカンと暮らそう。


Michelina |MAIL