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細々とした用事があり電車に乗って東京へ。エステから送られてきた誕生日割引券があり体験が出来るようなので初めてトライしてみた。もちろんただでは帰してくれない。言葉巧みな勧誘と説得をされ、これでみんな高いお金を払ってしまうんだなぁ、なるほどとちょっとした社会勉強をした。実際良かったけれど安い買い物ではない。強く「ゆっくり考えます。今日は入会しません」と言い放ちエステを後にした。
有楽町から山の手線で渋谷に向かった。隣に座っていた男が胸元を食い入るように覗き込んでくる。周囲の人も異様な雰囲気に気付き始めた。すごく屈辱的で嫌な気分になり「なんですか!!」と声を張り上げてしまった。周囲の注目の中その男は席を立って次の駅で足早に降りていった。
渋谷はすごい人だかり。そうだバーゲンシーズンなのだ。若い子の間を縫うように歩きながら「もう少子化でいいじゃない」と投げやりに思った。「有名になりたかった」から犯罪を犯す少年もいてそれは最悪だと思うけれど、こういうところを歩いていると自分の存在の小ささを感じてわたしがここでコテっと倒れても誰にも気付いてもらえないのではないかという不安に駆られ、少しだけその少年の気持ちが解かったりする。