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2021年05月02日(日) |
Bienvenue au Bienvenues |
家の契約、新居への引っ越し、住んでいた家の掃除、と目のまわるような一週間、なんとか無事終了。新居はスウェーデン人の夫婦が夏の間にステイするための別荘として使われていたのだが、あれこれの事情でもう戻ってこれなくなり、家の中にあるもの全てと共に買い取ることになった。食料から服、本、家具、ガーデンツールまで、後々売るか捨てるかしなければならない余分な物も多々あれど、逆に足りない物はなく、買い足す物もないので、すぐに生活が始められている。かなり几帳面な人達だったようで、全てがきっちり整えられている。書類はファイリングの鬼と呼びたくなるくらい整理整頓されて、スウェーデン語とフランス語併記でラベルか貼られている。こういう規則正しいことが大好きなリュカはひどく感激して、彼らに弟子入りしたいとまで言っていた。契約書に書かれてた彼らの職業を見て納得。旦那さんはプロジェクトマネージャー、奥さんは学校の校長。しかし、書棚いっぱいにつまったスウェーデン語の本はどうしよう。しかもハードカバーの重たいものばかりだし。パソコンや彼らの写真まで・・・。未練はないのだろうか。猫は環境が変わることに敏感で怖がるというけど、クロちゃんは新居に興味津々で早速探検にでかけて走り回った。さすが、東京下町生まれで海を渡ってフランスまでやってきた猫。しかし、今日は早速塀の外まで外出して、近所の猫に襲撃された。やっぱりしばらくは庭に出すのはやめておこう。隣人達が"Bienvenue au Bienvenus!"と声をかけてくれるので、どういう意味かと思ってたが、新住所を見て解った。このレジデンスの名は"Bienvenus"というらしい。
まだぐちゃぐちゃな家の中で唯一整ったベッドで眠る。ロクちゃんのベッドもまだ用意できてないから、わたしとリュカの間に寝かせる。足元にクロちゃんが寝てる。大きな家に移り住んでも、こんな小さなベッドにみんなで所狭しと寄り添って眠ってることがなんだか愛おしい。