My life as a cat
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2021年06月11日(金) 焼きもち

最近のお気に入り伝え継ぐ日本の家庭料理シリーズの「小麦・いも・豆のおやつ」のレシピ。日本各地の家庭で古くから作り続けられているおやつ。きっと農作業の合間にちゃちゃっと作って家族の空腹を満たすようなものだったのだろう、家にいつもあるような炭水化物に少しの砂糖や味噌や醤油を足すようなレシピが多い。ランチの後に必ずデザートを食べてるから、おやつには砂糖やバターたっぷりといったようなものは避けたい。かつ、お腹にたまるものがいい。そう考えるとこの本のレシピはどれもうってつけ。昨日は岩手のかますもちを作った。小麦粉で作った真っ白な生地の中に味噌と黒糖と胡桃を入れて茹であげる。小麦粉とか胡桃っていうのが岩手っぽいな。千葉といったらお米と落花生だからな。地方色がよくでてるのも面白い。今日は群馬の焼きもちを焼いた。地粉に味噌と砂糖を混ぜて、鉱泉でまとめて焼く。鉱泉はないから重曹とベーキングパウダーで代用。味は素朴だけど、仄かな甘さに心がほっこり癒やされる。食感はスコーンをもっともっさりさせたような感じ。フランスのお菓子が目の前にあったら、ぺろりと平らげてしまう。そしてあぁ美味しかった、もっと食べたいなぁ、と思う。でもこういう素朴な日本のお菓子を食べる時は、違った感想を抱く。あぁ、お腹が満たされた、今日もありがとうというような。日々感じたいのはこういう気持ち。リュカも喜んで食べるんで、午後のおやつに持たせてる。ロクちゃんもここで育ったらヌテラだのチョコレートだのいうんだろうなぁ。でもこういう味も解る味覚を養ってあげたい。


Michelina |MAIL