My life as a cat
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2021年08月19日(木) もうすぐ8ヶ月

ロクちゃんの離乳食をはじめて1ヶ月半。裏ごしまでした滑らかなスープのようなのからはじめて、少し形を残してかすかに味付けしたものを食べるようになった。いちばん喜んだのはカポナータ。大人のを作る傍ら、彼のは野菜を小さく小さく切って、塩を一振り、オリーブオイルをほんの一滴垂らしてオーブンでじっくり蒸し焼きにしたもの。それまでただすりおろしたきゅうりだのただ蒸したズッキーニだのを食べてた彼は目を見開いて、より大きな口をあけてスプーンを待ち受けた。果物は目の前で皮を剥いて、小さく切って口に入れてあげるのだが、皮を剥くまで待てない。足をジタバタして早く早くと急かす。わたしが言われた中で人生最高の褒め言葉。

「あなたって本当にいかにも美味しそうに食べるよね」

わたし自身そういう人が好きだから、これは嬉しかった。ロクちゃんを見てると、やっぱりわたしの子と実感する。庭の葡萄の木は切ってしまおうかと思っていたのだが、ロクちゃんが嬉しそうに葡萄をもぐもぐしてるのを見ながら、やっぱりちゃんと手入れてして来年実を収穫できるようにしようかと思い直す。

離乳食をはじめてウンチが固形になったのと同時に、トイレでしたがるようになって、おむつを外すまで待っていたりするようにもなった。うんちで汚れた布おむつを洗うことはまずなくなった。おしっこはおむつを外したらするチャンスとわかってるものの、うまくコントロールできないこともあるみたいだ。

夜中にロクちゃんではなくクロちゃんの鳴く声で目が覚める。目を開けてみると、ロクちゃんがクロちゃんを鷲掴みにしていた。急いでロクちゃんを引き離すと、ぺっとりと湿った小さな手のひらいっぱいにクロちゃんの毛を握りしめてた。


Michelina |MAIL