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母に郵送した封筒が届いたと連絡があったのだが、なんと中身が空。ロクちゃんと一緒に写った写真を確かに5枚入れた。封筒はちゃんと糊付けされてるのに、中が空。何が起きたのか。わたしの住所と実家の住所があって、娘と孫の写真がなくなったのだから、薄気味悪いと母も怖がってた。盗む気ならわざわざ写真だけ抜いて、また封閉じたりしないだろうし、ミステリー。
1ヶ月前、書斎の窓の外に蜘蛛が巣を作って、そこに子蜘蛛が沢山生まれてるのを見つけた。こんな小さい蜘蛛を見るのははじめて。かわいいものだ。わたしも人の親になって必死に子育てしてる。蜘蛛の巣を壊すことはできず、代わりにそこの窓は閉めたままにしておいた。書斎には殆ど入ることもなくて、そのまますっかりそんなことも忘れてた。そして今日になって息苦しいほどの暑さに思わず家中の窓をわっと開けて思い出した。じっと近寄って見るともう子蜘蛛は成長して1ヶ月前のようではないし、数も少なくなってた。巣の大きさは変わってなかったが、なんとその巣には蚊が沢山貼り付いているではないか。ロクちゃんの小さな足が蚊にさされて腫れてしまって、少し心配してたところだった。
「蜘蛛の恩返しかもね」
リュカと話す。この家に引っ越してきてから、虫好きの彼は本当に楽しそう。千利休がわざと庭の木の葉を完璧に掃かず少し残しておいたりしたという話しがあったが、わたしも掃除をする時は自然をそのままに残しておくことも頭の片隅に置いてる。今はラヴェンダーに色んな種類の蜂が蜜を舐めにくる。その光景が美しくてうっとり見惚れてる。
ファイザー二度目の摂取。またもや夫婦揃って無症状。打った翌日いつも通り海で泳げた。これで衛生パスポートももらえてひとまずややこしいことは考えずに済む。リュカも最後までなんとか逃れられないのかとあがいたが、結局今となってみれば打って楽になったという。近所のカフェで17年間働いてた男性はワクチンが嫌で、仕事を辞めてしまったという。別のレストランで働くこともできないし、失業保険もおりない。どうして生活していくのだろう。別の男性は毎週末ワクチン義務化に反対するデモに参加してるらしい。こういうデモ、みんなマスクなしで集ってて、これで感染者が増えるのだから、困ったものだ。
ニースのCesar Milanoのアフォガート。ジェラートもカフェも本当に香りよくて美味しい。飲み干すのに1分もかからないのに4.5ユーロ。でもそれだけの価値あり。まぁロクちゃん連れてゆっくりカフェもままならないから、極上の1分を味わうのが今のわたしにはぴったりなのかもな。