日記
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2006年11月12日(日) _ 一日遅れの

土曜の夜に感想アップして、何か忘れてるような、と思ったら、11月11日はゾロの誕生日でした・・

過ぎてしまったけど、ゾロ、誕生日おめでと。


雑誌の切り抜きを整理していたら、TV naviという雑誌に載っていた、俳優の境雅人さんのエッセイが出てきました。なんでこれを保存しておいたんだろう・・

読み返して目にとまったところを抜粋。この時期境さんは、ドラマで能の一座の鼓うちを演じることになり、鼓と能の練習をされてます。

「世阿弥の『風姿花伝』にも
  怒れる風体にせん時は、柔らかなる心を忘るべからず
(はげしく動く演技のときにはやわらかな心を忘れてはならぬ)
という記述がある。」

たぶんここが気に入って切り抜きを残したんだと思う。

反対のものを同時に持ち合わせていて、反対の方向に引っ張る力があるからこそ、芝居での動きに重みや深みがでる、ということらしいです。

強いだけではなく、強くなるだけではなく、心に柔らかさがなければ。強さの裏側に秘められたそれとは反対の何かがあるから、より強く、激しく見えるのだと。演じる、表現する、というのは奥の深いものなんだなあ。

これは芝居の演技の話なんですけど、『柔らかなる心』というフレーズが印象に残ります。

柔らかなる心で、剛の剣をふるう・・。
心が凝り固まっていては、力だけで前に進むのでは、様々な物事に的確に対処し、見定めることができないですよね。

無理矢理、ゾロに結びつけてみました。
いえ、ゾロという剣士について語るなんて、私には無理無理〜。

Happy Birthday, ZORO!



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by ミト |鴇羽色topへ