はぐれ雲日記
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3年前。娘が夢と希望に満ちた?中学時代のことです。
卒業アルバムの写真撮影に当たって びっくりするできごとが・・・・ 以下は学校へ送付した手紙です。
学年主任ならびに担任、そのほかの先生方へ。
お仕事ご苦労様です。 一晩考えさせていただきました。 今回の”黒ヘア・スプレー”吹きつけはあきらかに「行き過ぎ」です。
娘はもともと生まれつき赤毛で、産毛(うぶげ)も金髪が現在でも生えてきています。
現在の自然な頭髪は、もともと茶に近い赤褐色なのです。ただでさえも「アイノコ」 と呼ばれましたが「愛の子」という意味ではありませんよ。ご承知おきを。
今回の写真撮影で、先生がたのご指示のとおり慎重にカラーを選択した結果 1番「自毛」に近い色を選んで染め直した次第です。
でも、さらに懐中電灯で照らしてむらがあるのでやり直せとのことでした。 それよりも、「学校側や先生方の好みに千歩譲った」 子どもをどうしてここぞとばかりに「評価」してくださらないのか・・・・。 あるがままではいけないのでしょうか。 こういう”たわみ”の無い全体主義が、子どもを閉塞的状況に追い込んでいるのか ということすら考えてしまいます。
髪の毛が真っ黒なことが「ふさわしい中学生」の容姿であるなら 外国人転入生や、生まれつき極端に髪色が赤い、もしくは茶色に 生まれついた「個性」は中学生にふさわしくない。ということでしょうか? 学校全体のイメージであるアルバムという”公的”なアイテムには 平均的な児童しか掲載できないという発想を根本的に 考え直していただくべきだと思います。
とにかく娘に関しては生まれつき赤いということは 幼い頃から現在までの10数枚の写真で証明いたしました。 本来の髪色で無い「黒」をスプレーすることは 人権侵害に相当するといっても過言ではありません。
どうして、こどもの主体的な「行動」「大人への歩み寄り」 を認めてもれえないのか? おかしい。おかしい。 あなたがたはファッショですよ。 実際高熱を発してるのにかかわらず椅子に坐らせるだけの 狼少年を連想させる保健室 10人が仮病だとしても11番目も仮病だとするのは大変危険ですよ。 客観的に、冷静に見極めてください。 まあ、そのほかにもいろいろありますが 今回は。「黒色スプレー」吹きかけに対してのみ厳重に抗議いたします。
学校側の慎重な対応をこころよりお願いいたします。
・・・いま考えると職員室で暴れてやれば良かった!!。 なんだかんだで中学校へは何度も足を運びました。 最近、私立中学へ4人に1人入るらしいけどいろいろと・・・親御さんは良い判断だと思う。
後日談。
翌日、校長、教頭、学年主任が我が家に来て 校長が玄関で土下座しました。 が、直接スプレーをかけた当事者は来なくて。
「他の茶髪に染めた生徒に対しての対応と いっしょになってしまった、」と言い訳け。 子どもは校長先生でなく担任にあやまってもらいたかった。 と校長に言いました。 教育研究会で来られないが本人は痛く反省しているとのことだった。
翌日「○○○ごめんな。おれも時間がなくてイライラしてて」 とあやまったそうだ。 「悪いとわかってくれればそれでいい」
子どもはこれで済んだそうで一件落着。
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