今にも泣き出しそうな曇り空板の間を歩く素足の裏が ひんやり冷たくなった昨日まで邪魔にしてたスリッパをつま先で引き寄せる網戸の向こうから吹く風に白いカーテンのすそが まあるく輪を描いて踊る「これから毎日こうして深まりゆく秋の踊りを踊ります」って言いながら レースが揺れた気がした