カゼノトオリミチ
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2006年09月24日(日) 茶色い仔犬

仔犬達を見に行った。
今日は11匹、来たそうだが、私が到着した時は
もう4匹だった。そう、駐車場から歩いてくる途中で
ちびわんこを嬉しそうに抱っこしたり連れたりして
帰っていく人達を何人か見ていたから…

ネットで見たお目当ての茶色い仔犬はまだ居た。
疲れ果てたのか、隅っこで大人しくしている。
4匹は、白いのが2匹、茶色が1匹、どの仔犬も3ヶ月程度で、
黒茶のがもう2才だそう。

私が見ている間に白い2匹は2家族に抱かれ、決まった。
ボランティアのお世話の人たちは大忙し。決まってくれてほっとしているみたい。
そうだよね、幸せになって。

残ったのはお目当ての茶の子と2才の黒茶の子。
何度も茶の子を抱っこしてみる。うちの初老の犬とやっていけるだろうか。
特にうちの犬のほうが…。神経質に育ててしまったから
この仔犬とどんな風に接するのだろう。

反省した。
心を100%決めてからでないと、ここに来ちゃいけなかった。
仔犬達の目を見たら、抱っこせずにはいられなくなるのだから。
中途半端に様子だけ見に来るのはもうやめよう。

低学年ぐらいの男の子とお母さんが、しきりに茶色の子を見ている。

どう? どう?
抱っこしてみますか? うん!

あぁ、この親子に決まってしまうな。茶の仔犬。
ちょっと寂しいけど、私は今、ちゃんと気持ちが決まっていない。

じゃ、アンケートに答えて手続きを…
はぁい。

立ち耳のまあるい目の茶色い子。良かったね。
幸せになるんだよ。ほんと、良かった。

家に帰ったて、うちの老犬をながめて思う。
混じりけのない真っ直ぐな瞳で私を見ている。
大丈夫。ずっと一緒に居るからね!
今頃、茶色の仔犬はどうしているだろう、
あの親子に連れられ、明るく新しい生活が始まっているだろうな。


natu