カゼノトオリミチ
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2007年07月14日(土) 自戒のウタ




はち切れそうな満腹の腹を抱えて

何がわかるというのだろう

血液は消化部門に借り出され

頭はお留守になっている



優しい言葉も

赤や緑のゼリーのように

生ぬるい風には だらしなく溶けてゆくだけ



ヒトがヒトの為に考える

きっとそれは

回りまわって自分のためなのだ と

耳に聞こえるけれど

心で考えているけれど



次から次へとモノや情報は豊かに街に溢れて

やっぱりまた 満腹で



せめて身の程わきまえて生きようと

自分を見つめて生きようと

そんなことぐらいしか思いつかない

このお留守の頭では










 


natu