今日は 箱の中にも 雨が降る四角い空から1月の雨が 落ちてくるぽろり ぽろり弦をはじく 音それから 冷たい雨粒の 音ひざを抱えて 本棚にもたれているあいまいな拒否 は続いている雨の日のメロディ 作る人にはじめて出会った飽かず 語りかける その音白くなった 足の指先を包む手のひらも 白くなりカタリ ポストの音が した 夢を見ながら湿ったリズムは ワタシにいつまでも寄り添ってしずかな しずかな 雨の午後の箱の中