こんな ちいさな まあるいものほわん のど元が くすぐったい夢のなかの シャボン玉みたい午睡から目覚めれば 消えている寂しさが 冷たく背中に はりついてるまた 涙 こぼれることわかってるのにシャボン玉の 記憶をさぐるくり返し 波がさらう 砂の山まあるいものに 触れたくて胸のひだり下 痛いくせにまた 手を伸ばす