カゼノトオリミチ
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2015年03月16日(月) 春どきの魔法





空は春のかすみがかかり

弱いひかりが天からそそぎ

黄色い帽子の子供たちは

時の流れなどおかまいなし

小さなクツで走りゆく



ひとつひとつと

ひよこたちの黄色い頭を

数えつつ

私はかすみのなかスーパーの

重たい袋をふたつもさげて

アスファルト踏みしめ歩く



ともすれば足元は

春のいたずらにすくわれて

ころんところげてしまいそう

砂ぼこりもまきあげて

今と遠くのキオクとまぜこぜに

ぼんやりさせる魔法



でもね春が来るごとに

梅の花びらは散っていたんだから

もう

いつの世界でもいいのかも

ふりだしたシトシト雨の

土のニオイも

猫の声も

その中にぽつりといるワタシも

あの日あの頃そして今と

なあんにも 変わらないし








natu