静花のふつうの日記
毎日の出来事や思ったことをつらつらと・・・。気が向いたら、小難しいことも書きますが、基本はのん気な日記です。

2006年11月19日(日) 最高のBirthday!!〜ハンドベルアジア大会フェスティバル2日目〜

 アジア大会2日目。昨日よりも集合時間が早く、ホテルに頼んで少し早めに朝ごはんにしてもらった。昨日の教訓もあるから、朝食バイキングはホテルの人のお手伝いつき。おかげでスムーズに進行。大きなトースターが面白くて(上の段にパンを乗せたら、それが焼けて下の段から飛び出してくるの!)、みんなに「トースト食べたくない?」と訊いたんだけど、誰も「うん、食べる!」と言ってくれなかった。ということで、このトースターを使ったのは自分の1回のみ。もっと遊びたかったなぁ(^^;)
 バスに乗って、またまた福岡国際会議場へ。今回は、クロークに荷物を預けたんだけど、わたしたちのスペースがすごく覚えやすい場所だった。もしかして、少し配慮していただいちゃったのかなぁ。
 礼拝を終えて、全体マスのリハーサル。昨日よりはなんとか・・・・。それにしても、ラストで演奏する曲の先生の指揮が判りづらいらしく、グレイスさんも合図に苦戦。「3・4」も言えない状態で、全員で息吸っていたよ。でも、いつしかそれがピッタリ合うようになり、それはそれで判りやすくなっていた。みんなすごいよっ!
 その後、ソロコンサート。普段のフェスティバルのときと同じで、ホールで色んなチームの演奏を聴いていく。関東フェスでも聴けるチーム、今回初めて聴くチームと色々。やっぱり、グレイスさんの演奏がすごいっ!と思った。だって、上手いなんて言葉では言い表せない、引き込まれる感じが伝わってきたもの(たった1曲なのに)。こんなすごいチームに混ざっている自分たちがまだ信じられなかったりもした。
 夏期講習会で演奏した曲を演奏したチームがあって、それを聴いたら講習会の思い出まで蘇ってきちゃった。ああ、懐かしいよ〜。
 1箇所、韓国のチームだったのかなぁ。気になるチームが出てきた。大きな紙の楽譜を指揮者の人がスクロールさせて、指揮棒というよりプレゼン用の棒を使って楽譜を指し、リンガーたちがそれを見て演奏するという光景を見た。リンガーが18人くらいいて、合図をしてるらしき人が3人くらいいて・・・・。ベルの振り方とか見る限り、一般のチームではなさそうだった。福祉施設関係なのかなぁと想像して見ていたんだけど、後半になって涙が出てきた。なんでだろう?
 単眼鏡越しでしか見えないわたしだけど、それでも彼らが一生懸命やっている姿が伝わってきた。他の上手なチームを見たときには感じなかった思い・・・。そうだよね、楽しいことが一番だし、どんな人にだって楽しむ権利があるんだし、完璧になれなくてもいいんだし・・・・・。うまく言えないけど、最近忘れていた何かを思い出した気がする。ベルに限らずだけど、努力したら報われる、絶対完璧にしたい!を目指しがちなわたしが、よくぶち当たる壁。生まれもってのハンディを受け入れたうえで、できる限りの努力でがんばればいいんだってことを見失っていたなぁと思ったよ。なんか、しばらくは仕事面でも安定した気持ちで過ごせそうな気分になった。
 ソロコンサート終了後、昼食を済ませていよいよファイナルコンサート。舞台裏で流れてくる噂によると、一般のお客さんがかなり入っているらしい。わたしたちの場所は、1,200人のリンガーの中の後ろのほうだから、客席はまったく見えない(実は、指揮者もよく見えない^^;)。だから、お客さんの状況なんか判らないんだけど、そのほうが緊張しなくていいかなぁってね!(^^)!
 ファイナルコンサート開始直前、ひとつわたしのアクシデント。ここ2日間、まともにトイレ行けてなかった。行ってはいたけど、4人の全盲リンガーととっかえひっかえ一緒に行っていたから、全然長居できず、お腹の調子が悪いまま過ごしていたのだ。だって、自分が長くいたいから先帰ってて!ともいえないし、その場で待っててもらうには人がごった返しているから難しいし。なんて迷っているうちに、自分が最悪の体調に陥ってしまったの(ToT)もう耐え切れず、うちのリーダーとサブリーダーにだけ一声かけ、しばらく舞台裏から消えたわたし。でも、なんとか本番前に戻ることができたよ!ああ、悲しき潰瘍性大腸炎患者。視覚障害ワールドで活動するには、この症状がホント悲惨なのよね。も〜どうにかしてぇ!!・・・なんて病院とかで主張したら、反対に「もう少し自分の体調をちゃんと考えろ」って怒られそうだけど(--;)
 いよいよ始まったファイナルコンサート。まずは、グループマスリンギング。キレイだけど、やっぱりズレちゃうところはあるよね。でもでも、楽しい!いっぱいいっぱいベルの音がしてるし、色んな曲がとっかえひっかえ、色んな場所から聴こえるんだよ!!
 客席に近いほうでの演奏は、悲しいかな、よく聴こえず・・・。すこ〜し夢の中をさ迷ったりもしちゃった(゚ー゚;Aそして、いったん休憩時間。あ、あれ、幕が下りないよぉ・・・っと焦ったけど、もう開き直りでそのままベルの前を去った。
 韓国の新聞記者さんから、あかねが取材を受けたとは聞いていたのだけど、なんとメンバー全員の写真を撮りたいということで、演奏直前に6人で撮影。パシャパシャッ!て、すっごい勢いで取られた。テレビで見る記者会見みたいな勢い。ちょっと、いやかなり、緊張しちゃったよ。
 ついに、わたしたちのグループマスリンギング。曲は、「Sweet,Sweet Spirit」。4拍子のゆったりした曲。なんだか子守唄にもなりそうなメロディをひとつひとつ、心で確認しながら打っていく。この曲は、ほとんど暗譜していたから、楽譜めくりは1回のみでストップした。最後の拍を取るのは、グレイスさんの合図を頼りにして、なんとか合わせられた。満足♪もうほんと満足!この曲には、思い残すことナシ!!・・・あ、でも、今度はあかねで演奏したいなぁ。
 それから、またしばらく他の演奏を聴いていた。前に並んでいる韓国の子どもたちが色々話しかけてくれるんだけど、ほとんど通じず。単語だけで楽しんだけど、本当はもうちょっとお喋りしたかった。韓国語の勉強したい!と思った(いや〜、実行できるかは微妙だけど)。
 最後の最後、全体マスリンギング2曲。1,200人での演奏。1曲目は「Hymn to Joy」、日本題は「喜びの歌」、いわゆる第九!ベルを打ちまくり打ちまくり!音も出しまくり出しまくり!8分とか16分とかが、も〜超快感♪右も左も、前も後ろも、ベルの音!金管楽器も混ざり、ぐるぐる回る音色の中で幸福絶頂!と叫びたい気分だったよ。まさに、「喜びの歌」。
 ラスト1曲、「Wonderful Day」。この曲は、一番覚えるのに苦戦した上、リハーサルでもズタズタだったの。でも、もういいや!完璧なんて無理なんだし、打てるところだけ打って、周りの音いっぱい聴いて、それで楽しもう!と思って演奏。この曲が終わったら、このアジア大会も終了なんだと思うと、すごくすごく寂しくなった。ずっとこのままでいたい、時間が止まらないかなぁと考えてて、フィニッシュ!「We Love! We love Handbell music!!」という叫びの部分は、思わず笑っちゃったけど、これがここにいる人たちみんなの思いなんだろうなぁ。
 ホールから出たところで、グレイスさんたちと記念撮影。誕生日おめでとう!という声が飛び交い、そうだった!と思い出した。今日は、グレイスさんのひとりと、あかねのひとりと、わたしの誕生日だったのよ。こんな日に、わずか20人くらいの中に3人も誕生日を迎えた人がいるって、なんかすごい不思議。ちょっと運命感じちゃったりもして・・・♪。ああ、それにしても、なんて素晴らしい誕生日になったんだろう。一生の思い出にできそうだよ!!
 余韻に浸っていたいものの、飛行機の時間も迫っていたから、着替えて会場を出た。空港に着いて、ラーメン食べ組とお土産物色組に別れ、わたしはお土産隊に入った。通りもんは必須として、あと何買おうかなぁ・・・と迷った結果、旦那用に明太子ポテトバーを買った。やっぱ、福岡といえば明太子でしょう!
 帰りも、搭乗手続き後がバタバタ。そりゃあ、まあ、盲導犬同伴はたしかに大変かもだけど・・・・。パック旅行で申込みした時点で伝えてあることだけに、みんなのイライラ感も蓄積されていった。ここで、わたしたちが声を上げて、今後の障害者対応が改善されていくことを願うのが、せめてもの気休めかしらね。
 21時半過ぎ、無事に羽田へ到着。みんなと別れて、わたしはリムジンバスで草加へ向かった。わたしは、第2ターミナルから乗り込んだけど、第1ターミナルで同じ青のショルダーバッグを持っている人が乗り込んできて、しかも隣に座ったの。すっごいびっくりしていたら、なんと相手から話しかけてきてくれた。でも、天気のこととか「どこまで行くんですか?」という世間話。あれ、気付いてないの?と悲しくなり、思い切って、「ハンドベルの方ですか?」とショルダーバッグを指して訊いてみた。そこで、ようやく相手も気がつき・・・。結局、草加までの約1時間ず〜っとベルの話をしちゃった。まさか、こんなところでまでベル談義をできるとはっ!もう驚きと喜びで倒れそうだよ。
 で、家で本当に倒れた。片付けもそこそこに、すぐに寝込んだもの。頭の中では、ベルの色んな曲が流れまくってる。なんかいい夢見れそうだなぁ。


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