昨日の午後は、弱視団体のイベントだったの。“働く弱視者交流会”というもので、毎年ひとつのテーマに沿ってシンポジウム形式で行われるもの。参加者数は、きちんとした受付結果は聞いていないけど、30名前後だったとか。
今年のテーマは、“弱視者のプレゼン”で、発表者は全部で3名。 1人目:就労に必要な技術を視覚障がい者に指導されている先生 2人目:実際の業務でプレゼンを頻繁に行っている某企業の社員さん(仕事に就いてから弱視になられたそう) 3人目:テキトーに会社員やってる弱視のでんちゃん(笑)
そうなんです。今回のわたし、パネラーとして参加しました。
1人目の先生は、日頃どんな指導をされているか、実際に就労した視覚障がい者の事例などを説明。 今の時代、障がい者雇用といっても、必須スキルとしてWord,EXCEL,Access,PowerePointが使いこなせることが求められるから、これらを使えるような講習会を開講しているんだって。みんな「見えないからできない!」なんて言ってられないんだよね。改めて職業訓練施設の必要性を知ったなぁという感じ。
2人目の会社員の方は、実際のプレゼンをした時のスライドを用いて、工夫していること苦労していることを説明。 パワポの操作の話にもなり、自分のパソコンで操作するときには黒バックに白字、カラーはない状態で表示させ、配布用に印刷するものは白バックに黒字、カラーもある状態にする・・・・という、わたしにとっては画期的な機能を教えてもらったの。これは、実際の業務で使えるかも♪ で、3人目のわたしは・・・・。まあ、いつもどおりにちゃっちゃと喋っておしまい(爆)。 他のパネラーさん同様、ノートパソコンにプロジェクターをつないで、スクリーンに資料を写しての説明で進行していった。この日のために、スライド10枚も作っちゃったよ。まあ、弱視ばかりが相手だし!とか思って、かなり手抜きしたけど(でも、実際は見えている方も少しいらっしゃったようで・・・・)。 話した内容としては、 1.プレゼンが必要な場面(わたしの仕事の場合) 2.事前準備の工夫(自分が見るための資料作りの話がメイン) 3.発表する場面での工夫 4.その他 という構成だった。
会議室を選ぶときは、電気を消されると手持ち資料が見えないから、周囲の社員たちは嫌がるプロジェクターがない部屋を選ぶとか、 よく見えない資料を見て情報を瞬時に思いだせるように、星型やハート型のカラフルな付箋を使っているとか、 プレゼンを聴いてくれる人たちの紙をめくる音や独り言で、話についてきてくれているかを判断している というような工夫を話したのだけど・・・・何度も参加者から爆笑をかってしまったよ(^^;)真面目なテーマなんだから笑いを取る必要はまったくなかったんだけどねぇ。どうも、場を和ませなきゃ!という変なプレッシャーがあって、変にお笑い路線に走ってしまうのよね。 イベント終了後、顔なじみの会員さんから、 「久しぶりの“でんちゃん節”で大笑いさせてもらったよ」と言われたときには、少し複雑な気分だった。わたしも、もう少し真面目トークができるようになりたいなぁ・・・なんてね。
イベント終了後には、親睦会(という名の飲み会)に参加した。団体の飲み会(いえ、親睦会!)に参加したのは1年ぶりくらい。さすがに、喋った本人だから参加したほうがいいかなぁ・・・という気遣いがあったのだけど、結局話題はいつものヘ●タイ(!?)街道まっしぐら・・・・ああ、“弱視会社員のプレゼン”なんて高尚なテーマは、本当にわたしには似合わないんだなぁ(^^;)
で、みんなで大爆笑しっぱなしの親睦会は、21時ごろにお開きになった。 来年のテーマは、何になるのかな。
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