☆空想代理日記☆
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昨日の不逞者、猛烈な二日酔いに襲われた。両足を綺麗にたたんだ、俗に言う女座りをしながら命乞いをするくらいのダメージだった。
そのため、何をするにも逆風を感じるようであった。くわえた人差し指を目線より高くあげて風速を計測したところ、『逆風速800m』くらいはあったと思う。
しかし昨日のうちにやらなければならないことがたくさんあった。
たとえば、ジャポニカという単語を息継ぎしないで2億回は言わなければならなかった。
さらにたとえば、そこらへんに歩いている野良犬たちをころんと転がして全身の毛を丸刈りにしなければならなかった。
そしてまたたとえば、空中に放尿しながら飛びまわっているセミをつかまえて近所の子供たちに視せなければならないし、目の前でばりばり喰べるパフォーマンスをしなければならなかった。
こんなことは急ぐ作業ではない。重要なことは、喰べたものを二日酔いの影響で吐き続けることだった。
というわけで、昨日はずっと『人間奈良漬け』のようだった。
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