☆空想代理日記☆
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今日の一言 どの年の風もながびく。
昨日は猛暑の影響でエネルギーが不足していたので焼き肉を喰べにいった。なぜなら動物性たんぱく質が喰べたかっただけにほかならないからだった。
店内はさほど混雑しておらず、まさに不逞者のためにテーブルが空けられているようだった。
シーチキン缶に残る油をどうしようかといい歳して悩む不逞者、ひととおりの注文をした。店員さんはイヤな顔ひとつせず、笑顔だった。
その店員さんの笑顔はまぎれもなく本物のように感じた。中指をたてながら「かしこまりました」や「ありがとうございます」なんてことはなかったからだった。
暑かったこともあり、不逞者はがんばってビールを呑んだ。がぶがぶ呑んだ。口から『飛びだし注意』になるくらいまで呑んだ。
いつの間にか酔っ払っていたようで、完璧すぎる千鳥足だった。上手に足を交差させながら歩行していたため、超内またのようにも思われた。
破竹の勢いで胃袋へ流し込んだ肉とビールも、はやく外へ飛びだそうとしているのが感覚的によくわかり、それを必死におさえているのだった。
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