☆空想代理日記☆
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2007年09月06日(木) 9月6日(木)

 昨日は近所にある定食屋さんへ行った。

 この定食屋さんは不思議で、メニューの種類はそこそこ豊富なのであるが、まともに喰べられるものが3種類くらいしかないのだった。かなり致命的である。

 しかし、注文してから眼の前に出てくるまでが異常に速いのであった。まるでつくっておいてあったかのような素速さである。

 もしくは不逞者のことを少し離れた場所から双眼鏡で見張っていて、さらには読心術や読唇術を極めているのかもしれない。

 サトリ、ふとそう思った。

 どれくらい速いのかというと、ドアを開けて椅子に座り、おばさんが水を運んでくる途中に不逞者が「焼きめ」と全部言いきらないうちに焼き飯が出てくるのだった。

 なぜなのか考えた。記憶をたどってみる。

 たしか、定食屋さんに行く前に開店しているのかを電話で確認し、焼き飯が喰べたいと伝えた。そして何分後に到着するかを雑談のなかで喋ったような記憶がおぼろげながらあった。

 雑談していただけなのに、どうして店主は不逞者の喰べたいものと到着する時間がわかったのだろうか。やはり、誰かに監視されているのであろうか……。



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