☆空想代理日記☆
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昨日は、友人にジュースをおごってもらったかのような気持ちのいい天気だった。なので遊歩道へ行った。
鼻歌をうたいスキップしながら向かった。ただし、鼻歌の音程ははずれていたしスキップは途中から変な速歩きのようだった。だが不逞者は強心臓の持ち主なので気にしないのだった。
遊歩道のなかほどらへんに休憩できるベンチがある。そこに座って荒涼とした空気をたらふく吸うことにした。
大きく息を吸いこむと、さっぱりとした空気が躰にはいってきて、いままであった悪いものが黒い煙になって穴という穴からもくもくと出ていった。
もうひと息吸いこむと、血液がさらさらになって清流のようになり、このままいくと波動拳を出せるまであと少しだと自信がもてた。
さらにもうひと息吸いこむと、吐きだすことを忘れていたので肺がふくれあがって爆発してしまいそうだった。
こんなところで死んでしまったら誰にも発見されないかもしれない。白骨化して帰宅したら家族がどんなに悲しむだろうかと思った。ただ、白骨化してしまったらあとのことはわからないので、まあいいかとも思った。
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