☆空想代理日記☆
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2007年11月05日(月) 11月5日(月)

 陽光が燦々と降りそそぐなか、昨日は不逞者日記制作委員会の金庫番であるキー坊君の家に突撃した。

 キー坊君は相変わらずだった。親指の爪を喰べながら、「日本人の3大義務はすべてお金に関係している」などとひとりで喋っていた。

 今回の突撃理由は、来年移転する不逞者の新しいホームページに関する会議であった。

 キー坊君は猛り狂ったようにパソコンと格闘していた。『金と平和。愛しさと切なさとふところ加減。福沢諭吉の憂鬱』みたいなことを打ちこんでいた。

 このように残念な人間なので、あまり作業が進まないのだった。キー坊君が自分の胸を叩いて「まかせろ」と言ったのに、心が折れるスピードは音速を超えているのだった。

 ナメクジがバタフライ泳法しているような会議のすえ、なんとかかたちになった。

 ただし、キー坊君の背中やお尻を茶色のお札でひっぱたきながら作業してもらったのは書くまでもない。

 よく考えてみると、元不良の不逞者のほうがよっぽど善良であることがわかる。たぶんキー坊君はろくな死に方をしないはずであると思った。



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