2007年08月27日(月) |
ドイツが二酸化炭素の排出量を2020年までに40%削減へ |
ドイツが二酸化炭素の排出量を2020年までに40%削減へ
ドイツは二酸化炭素(CO2)の排出量を2020年までに1990年比で40%削減することを政権公約として目指す。風力発電など再生可能エネルギーの開発を促進し、ドイツ産業界の国際競争力を高めるのもねらい。 (8月25日付け 日本経済新聞夕刊)。
戦略ポイント:アジア各国のCO2削減を促進したい
ドイツのメルケル首相は思い切った政権公約を発表しました。二酸化炭素(CO2)の排出量を2020年までに1990年比で40%削減するよう約束したわけです。これは相当思い切った公約で、他国にもポジティブな先導役となって牽引していく良い姿勢だと思います。
逆に日本は情けない状況で、京都議定書で約束した2009年までにCO2を6%減らすことはもう不可能となってしまい、中国等からCO2枠を買い取る方向で調整しているようです。
かかる状況下、ドイツが思い切って40%も削減するという目標は大きく評価できる数字と言えるでしょう。中途半端な目標クリアだけではなく、人が驚くような目標を立てて実現にまい進していく姿はすばらしいです。
京都議定書はアメリカやオーストラリアが批准せず、中国は批准したものの削減義務がないなど、あまり有効な削減同盟になりませんでした。2009年を目途に新たな削減の約束をしようという動きがありますがまだどうなるか分かりません。
中国のような発展途上国は、「先進国が発展中は削減などしていないのに、途上国が発展中の段階になってCO2削減などの新たな関門を設けようとしているのは不公平だ」という気持ちが強いようです。こういうロジックも理解できないわけではありません。
しかし地球温暖化はCO2などの排出が大きな原因だろうと言われる中(そうではないという意見もありますのであえてこう書いています)、世界中の政府や個人がうまく協力して温暖化ガスの排出を抑えていく必要があるのは言を待たないでしょう。
ドイツが思い切った削減目標を出したので、各国もより困難な目標に向かって智恵を出し努力を重ねていければと思います。日本も中国ももっと大きく温暖化ガス排出の削減に踏み切ってほしいと願っていますし、日本は中国に削減に関する技術のシェアなど、可能な協力ができればいいなと感じました。
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