舌の色はピンク
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「二の腕」がいまだによくわからない。正直。 人さまの口から聞くぶんにはなんとなく理解してはいるが 自分の口からは今までこの言葉を発したことはないし、 今後にしても何十年生きるか知らんが生涯使える気がしない。 二の腕って腕のどこのことだ。わからない。正直いって。
しかし僕には辞書がある。
今更な言葉を辞書で調べるのって なんだか敗北した気になるのでタメライがあり 今まで実行できなかったけど、ついにやっちまった。 ページをめくっちまった。
<大辞林 第二版より>
にのうで 0 4 【二の腕】
(1)肩から肘(ひじ)までの間の部分。上膊(じようはく)部。 (2)肘と手首との間の腕。[日葡]
そうか、肩から肘または肘から手首のことだったのか!
いや、ますますわからん。 肩から肘までまたは肘から手首ってただの腕じゃないのか。 僕の読解が誤ってるのか? いや、なぁ……。 二の腕イコール腕ってことは、 「二の腕相撲」「二の腕立て伏せ」が成立するってことになる。 そんなあ。 要らないじゃない、二の。蛇足の極みじゃない、二の。
まぁそんな戯言を僕程度の一般人が こんなところでどれだけ訴えようとも、世間は何も変わらない。 今までどおりこの言葉は使われていくのだろう。 僕の疑問も主張もまったく無力であること甚だしい。 のれんに二の腕押しだ。
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