舌の色はピンク
DiaryINDEXpastwill


2005年06月14日(火) 辞書恐るべし

ずっと前に広辞苑で"出歯亀"を調べたことがあって、
僕が愛用している辞書にはちょっと信じられない記述で
語源がならべたてられていた。
言葉の意味語源を一切の無駄なく適切な表現で
正確に記述するべき辞書とは到底思えない字面で。
 
 【出歯亀】
  (明治末の変態性欲者池田亀太郎に由来。出歯の亀太郎の言)
  女湯をのぞくなど、変態的なことをする男の蔑称。

ここまで、よりによって辞書で、ここまで人権を蔑ろにしていいものなのか。
「変態性欲者池田亀太郎」はかなりきてる。
出っ歯=シンボルてのもやるせない。出っ歯日本史代表。
しかもその不名誉な俗称が、昨今では
正式に日本語として認められているときた。
あげく、ちと軽く調べてみたら、この男実は冤罪だと訴えてた記録まである。
冤罪の可能性が否みきれない男に対して、
これほどまでに極悪なパニッシュが下されている。
悲惨すぎる。
これに比べたらシェイクスピアの四大悲劇なんてコメディみたいなもんだ。


れどれ |MAIL