そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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2008年02月24日(日) |
20071021の記憶「細いたばこ」 |
昨日の予定がキャンセルになって、今日の昼間に逢う予定だった。
それがさらにキャンセルになって、今日の夜逢うことになった。
場所はとっちゃんの家の近所の駐車場・・・のはずだった。
だけどこの時季、ここらじゃあちらこちら「だんじり」が山ほど宮入のためにウロウロしているから、待ち合わせもままならない。
だから夜だけど、待ち合わせ場所を夕方にいつも逢う場所に変更した。
昨日もまぁまぁの天気だったし、今日もとってもいい天気だったから
「子供たちとどっかに一緒に遊びに行ったの、とっちゃん?」
そう聞いてみた。
すると、いろいろ抱えている問題のことで走りまわっていたみたい。
おとといなんて、考え事していて眠れなかったらしい。だから、昨日は昼の2時まで寝ていたみたい。
今日はお父さんの車で来たとっちゃん。
いつもより小さな車だから、とっちゃんの太もものところに手をおきやすかった。
逢えていた時間は、でも短かったなぁ。40分あったか、なかったか・・・。
相変わらず苦しそうな咳をするとっちゃん。
とっちゃんも私と同じぜんそく持ち。だけど二人ともたばこを吸う。
本当はダメなんだけどね(笑)
なんとなく、とっちゃんはジーンズのチャックを下し、そして私に眼で合図した。
もちろん、私は静かに「とっちゃん」を咥える。
「あぁ・・・」
と静かに声を漏らすとっちゃん。
小さい車は周囲から見ても、きっと揺れていただろう・・・。
明日もお互い仕事だから、ということで早々にお互いの家に戻った。
いいの、明日も夕方逢えるから。
とっちゃんと別れた後車にのって煙草を吸うとき。
時々そのたばこがいつもより細く感じることがある。
そんなことを思いながら自宅へ戻った。
Toっちゃん
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