蜂蜜ロジック。
七瀬愁

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■ 災難��+雑記

俺の混乱度がマックスに跳ね上がった時、廊下のほうでばたばたと騒がしい音がした。
扉の開け閉めをする音、それに誰かの声。
同時に、がちゃり、とこの部屋の扉が開け放たれた。

「誰か俺の部屋に……っ」

入ったか、と小さく続けて入って来たのは、シュウちゃんだった。

「は。何やってんの」

俺がいたことに驚いたらしいシュウちゃんは、一呼吸置いた後、明らかに馬鹿にしたみたいにそう言った。
馬鹿にしたっつーか、むしろアレだ、憐れみを浮かべたってつーか。

イヤ、そんな目で見られるようなコトまで、してないと思うんですけど。

「べ、勉強?」
「おかえり、シュウ」

なぜか疑問符になる俺の台詞を無視して、ナッちゃんがやけに明るく迎える。さっきまでの暗さとは打って変わった態度に、自分でも驚くほどの速さで振り返った。

「ナッちゃん!? ちょ…っ」

言いかけた抗議の声は、空しくも今度はシュウちゃんに遮られた。

「ただいま。…ナツ兄、今日そんな暇なの? 馬鹿をからかうと本気にするからやめとけよ」
「失礼な。可愛がってるだけじゃん」

するりと腕が離れ、背中にあった温度が消えた。
からかう? 可愛がる? 頭の中に疑問符が飛びまくる俺は綺麗に無視されて、二人は話を続けた。

「ふうん。まあ何でもいいけど、誰か俺の部屋入った? 参考書がないんだけど」
「ああ、トーヤが」

入ったね、と俺の持って来た参考書を手に取って、ナッちゃんがぴたりと止まる。

「トーヤこれ」
「へ?」
「お前には全く関係ないね、どう見ても」

シュウちゃんに手渡される、さっき持って来た参考書を見れば。
[理系コースの大学受験対策]などと銘打たれた、物理の参考書で。
あんなの持って来たっけ、とまた悩む頭の上で、最初の疑問が湧き上がる。

「…で、ナッちゃん」
「ん?」
「失恋したんじゃなかったのかよ…?」

ストレートな疑問に、ナッちゃんは少しだけ首を傾げてから、
「素直っていいよね」と、相変わらずな顔をしたシュウちゃんに向かって笑った。

【END】

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サイト掲載時にはかなり修正するかも、と思いながらも終了です。
オチを何回も変えたためにかなり強引になってしまったので(笑)

普通なら使わない記号もたくさん使った書き方はある意味新鮮ですが、自分でとても気持ち悪い。
トーヤ視点はちょっと無理があるようです、わたし的に。
感情をふんだん描写することが、いつもあまりないからでしょうか。

句読点の打ち方が変なのはいつものことですけれど。

次回からは前に「Flower」というタイトルで書いていた話を、微妙にリライトしながら一話完結型として書いてみようかと思います。
タイトル変更と言えど、まだ新たなタイトルは思い浮かんでいません。
変更にあたっては、18禁にあたるものはここ(ジャンル違反となる為)では全て削除し、サイト掲載時に削った部分を付与するというスタンスになる、のかな。

2007年12月05日(水)
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