いらぬおせっかい? - 2008年01月08日(火) 折からの台風接近に伴って、河川が増水していたとき警察からの一報が入った。 『○○川において乗用車一台が流されている。安否を確認して欲しい』 この河川は、二級河川で幅970メートルある。 ましてや、昔は“あばれ○○”と異名もつけられていたほどだ。 現場は、旧国道一号線に架かる橋上だ。 すでに警察官により交通規制がひかれている。 橋上より河川を見る。橋上より上流約5メートル地点に乗用車を発見する。濁流により少しづつ乗用車が移動しているではないか! 消防署長より『降りれるか?』との問いに 『強風により降下するには、危険が伴います!』隊員の安全を最大限考慮しての返事だった。 『なんとか、確認したい!』との警察官からの再度の依頼により、自分たちもこのままでは帰るわけには行かない。 何とかせねば! 「確認に入ります!」と署長に報告。 “自分が降りる!”と心に決め、「照明、用意!」「三連はしご、逆伸てい!」「降下地点、車両上部」 「上部に支点作成!」 降下隊員の人選には苦慮した。その時、安全員である隊員と目があった。 「自分が降ります!」・・・経験、意欲などを総合的に判断しても、頼りになる隊員からの具申だった。 「降下、準備!」 「確保!」「確保よし!」 「降下!」 橋下は強風により音をたて、濁流を意気込みづかせているようだ。 命綱を共に取り、車内を検索する。 車内には濁水が入り確認がとれない。 浮かんでいる靴を発見! 「もしかして・・・」二人で顔を見合わせる。 RCバールでガラスの破壊に入る。 互いに手を入れ車内を検索する。 「要救助者、なし!」 車検証を確認し所有者の照会にあたる。 引き続き、ナンバープレートを手探りで読む。 これには苦慮した! 背中に“好き”と書いたのを読むのとは訳が違う! 数字一つ違えれば、人の生死につながるからだ。 「検索終了、撤収!」の指示をだす。 この時点で、所有者が判明される。 所有者は自宅に帰っているとのこと・・・・ そして一言 「いらんことするな! ほっといてくれ!」 「おい、おい?それはないんじゃないの?」 本人の勝手かもしれないけど・・・・・ ...
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