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生に執着 - 2008年02月05日(火)

消防学校教官時代、若い人たちの教育にかなり身体を無理させた。
背中が痛いとき針を打ってごまかしたり・・・
所属に帰って勤務に就いたときにはボロボロだった。
そのことは3ヶ月ででた。

咳がでるようになったし、背中が痛い・・・
早々、近くの内科医で診察した。2〜3日様子を見ていたが、一向に症状が快方に向かわないため、再度診察。
「自然気胸」・・・・
紹介状をもって病院へ・・・・

「今から入院して下さい。午後手術しますから・・・・
それと、煙草は止めた方がいいですよ!
人間止めたくなかったら・・・・肋骨間が開き気味です。
肺気腫になっちゃいますから・・・」

何がなんだかわからなかった・・・
「ちょっと、待って下さい。午後一番で入院ってことで・・・・」

帰る道・・・・不安ばかりが頭の中で交差して・・・・
とりあえず、煙草はやめること!自動販売機で早速1箱を買う。
最後の一服はどうしても新しいもので・・・・
ちょっとセンチに・・・・
所属長と奥さんに入院する旨を伝え、午後病院へ・・・
入院早々、若い女医により左胸にメスを入れられビニールチューブを無理矢理挿される。
局部麻酔は嫌なものだ・・・
目の前での会話も仕草もすべてが見えてしまう。
恐怖感と不安が襲ってきた・・・・
ビニールチューブは入れられたまま・・・
歩くにも水の入った桶を持って・・・
一週間・・・萎んだ肺もも膨らんだ。退院だ!
「今度、入院はいつ頃に?」「???」
「何ですか?入院って?」
「あなたの肺はとりあえず、膨らみましたけど、穴が空いた所は弱いから、手術して取る必要があります。以前も反対側の肺も同じように空いた可能性がありますので・・・両方とも・・・」
「そんな・・・・」
たしかに、教官時代に背中が痛くて、針でごまかしていた・・・・
せっかく、膨らんだんだよ!
「先生、今度穴が空いたら手術するから・・・煙草もやめるから・・・・」
約束してしまった・・・
所属に勤務しようとしたところ、「完治証明書を出して下さい」
「職場復帰証明書ではだめなんですか?」
「だめ・・・・」
仕方なく、主治医に連絡
「あなたは一時的の処置として穴を塞いだわけで、完治は手術しないと完治ではありません・・・だから出せないのです」
「そんな・・・・」
とりあえず、担当者レベルで話し合って職場復帰・・・・

それから、3ヶ月・・・・




...




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