2013年02月13日(水)
学生時代にバイクの免許を取りました。 関東甲信越はだいたいバイクでツーリングに出かけることができたのですが、本来の目的だった北海道へのツーリングは果たせないまま社会人になり、休みの日にバイクを乗ることがほとんどなくなり、そうこうするうちに私自身が交通事故に遭い、それがきっかけでバイクを売りました。
バイクの事故ではなかったけれど、危険なことは少しでも避けようという気持ちが大きくなったからです。
もう二度とバイクは乗るまい。
そう思っていたけれど、その約10年後。 ふたたびバイクを買っていました。 そしてその勢いで限定解除もしました(教習所で、ですが)。
昔、果たせなかった北海道ツーリングに行き、大人数でのツーリング大会にも参加でき、学生時代はお金がなくて買えなかったタンクバックやツーリング用のジャケットも手に入り、女性だけのツーリングチームにも入れてもらい……。
もうバイクでやりたいことはすべてしつくしたように思います。
それでも、また乗る日まで手元においておきたい。
そんなことを考えていたある日。 ふたたびバイクを買うきっかけを与えてくれた店のマスターが言いました。
「誰かほかの人に乗ってもらえたほうが、バイクもうれしいんじゃないか?」
今のままバイクを保管しておいても、サビてくるばかりでもう二度と乗れなくなるでしょう。 それに、子どもたちがある程度大きくなるまではバイクに乗っている時間はありません。 このまま手元に置いておいても廃車になるのが関の山。 それならば誰かに乗ってもらいたい。
………思い切ってバイクを売ることにしました。
できればもう一度、バイクの風に触れたかったけど、エンジンなんてかかるわけありません。 私にできることは、できるだけきれいにして「ありがとう」という気持ちを精いっぱい「からし君」に伝えることだけ。
さ、あした。 バイクとさよなら、です。
晴れますように。
おやすみ。
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