こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年01月20日(火) 会いたい気持ち


 ルナが遅れて彼と会う約束の日にぶつかりそうだったので、

 その前に会いたくて彼にメールをしました。

 会えば必ず抱き合いたいと思う私達にとって、

 抱き合えないデートはとてももどかしいものだから。

 彼からすぐに返信があって、電話で話をすることに。


 「今日は早朝から事務所に出ていて、一日仕事が終わりそうにないんだ。

  今夜遅い時間は会えないだろう?」


 「やっぱり、今のままの日時にしておきましょうか。

  映画は観られるし。^^」


 「そりゃ、映画は観られるさ。

  金曜日はどうなの?」




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 彼が疲れているだろうと思い、

 私は初めからその日は無理だろうと思っていました。

 電話での数分の会話だけで、彼が私に会いたいと思ってくれていること、

 そして求められていることが伝わって来ました。


 「金曜日は金曜日で、今はまだ予想がつかないし…。^^;」


 「それは俺にはもっと予想出来ないことだよ。(笑)」


 彼が電話の向こうで大きく笑うのが聞こえました。


 「まぁ、始まらないことを祈ってます。^^」


 「そう祈ってて。(笑)」


 「お仕事頑張って下さいね。^^」


 「お互いにな。^^」



 電話を切った後、心の中に温かいものが流れました。

 大らかで飾り気のない彼の声を聞いたからでしょうか。

 彼は電話で会いたいとも抱きたいとも言わなかったけれど、

 その気持ちを示すような提案をしてくれたからだと思います。



 恋愛初期において、

 心を通い合わせることはどうしてこんなにも容易いのでしょうか。

 自分が会いたいと望み、

 相手も自分に会いたがっていることを感じる…

 ただそれだけで幸せな気持ちになれるこの輝く季節のためだけに、

 人は恋をすることを捨てられないのかもしれないと思いました。


 恋はいつか必ず眠れない夜や切ない胸の疼きを運んで来るということを、

 幾つ恋を重ねても人は忘れてしまうのでしょうね。


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理沙子

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