こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年11月22日(日) 冷静と不安


 ルナが遅れています。

 先日、彼との電話の会話で、


 「赤ちゃんが出来たかも。

  Tさんに良く似た赤ちゃんなら会ってみたい。^^」


 と私が冗談混じりに言ったら、


 「俺に似ているなんて嫌だよ。

  理沙子に似ていた方がいい。^^」


 と彼が言いました。

 遅れていると言ってもまだほんの数日だし、

 お互いに身に覚えが無いから、そうやって冗談も言い合えるのです。




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 来週のデートは早い時間から会おうと話していた私達。


 「それまでいい子にしてなきゃ駄目だよ。」


 私が彼に会うまでに一人でしたりしないように彼が言いました。


 「うん…。」


 「ちゃんと会うまで我慢するんだよ。大好きだから。」


 彼の大好きという言葉を聞きながら、少し冷めている私がいました。

 大好きという言葉は簡単に言うことが出来ます。

 大好きという言葉は部分的に使うことも出来ます。

 例えば私とのベッドが大好き。私と食事をすることが大好き。

 それらは勿論嬉しいことだけれど、彼の大好きの対象には

 私達の付き合いのネガティブな部分は含まれていません。

 大好きという言葉は無責任に口にすることも出来ます。

 「大好きだから…。」という言葉は嬉しいけれど、

 私達には「大好きだけど…。」という言葉から続く現実もあります。




 こんな風に後ろ向きに考えてしまうのもルナの前だからでしょうか。

 それとも昨夜、彼からメールの返信が無かったからでしょうか。


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理沙子

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