こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年11月21日(土) ボジョレー・ヌヴォー解禁日


 三時少し前にゴルフ帰りの彼が私をピックアップしてくれました。

 助手席に座るとすぐに彼が私の左手を握りました。



 この日は既にルナの予定日を過ぎていたので、

 彼と繋がればすぐにでも始まりそうな予感がしていました。

 先月は彼とのセックスの最中にルナが始まったのでした。

 彼はいつものように先に私をいかせようとしたけれど、

 私はすぐに彼と一つになることを求めました。



 抱き合った後、彼はあっという間に眠りにつきました。

 朝5時に起きたと言うからよっぽど眠かったのでしょう。

 私も彼の腕の中にいたら、いつの間にか眠ってしまいました。



 夜はシティホテルの中の中国料理のレストランへ行きました。

 今まで何度もランチに利用していたレストランですが、

 ディナーのために訪れるのは初めてでした。

 私は白地に濃紺の花柄のシックなワンピースに

 落ち着いたパープルのロングカーディガンを羽織っていました。

 格調高いフォーマルなレストランなので、

 お洒落をして来て正解だったと私は心の中で思いました。

 その日解禁になったばかりのボジョレー・ヌヴォーを飲みながら、

 上海蟹のコースを頂きました。

 彼は最近決まったと言って、

 1月のゴルフ旅行の予定を教えてくれました。

 仕事仲間と一緒に4泊5日でグアムに行くそうです。


 「一緒に連れて行けないしなぁ。」


 彼が呟くように言いました。


 「一緒に行きたいんですか?^^」


 「そりゃ行きたいよ。」


 「夜が寂しいんでしょ?」


 「夜はいつも麻雀大会になるんだよ。^^」


 「グアムにも雀荘があるんですか?」


 「こっちから持って行くんだよ。

  まぁ、いずれ一緒に行こうな。^^」


 「何だかそんな風に思ってくれるだけで嬉しいです。

  いつか行けたらいいですね。^^」




 お部屋に戻ってベッドに入ると、彼はもう一度私を抱こうとしました。

 私の身体はすぐにスイッチが入らなくて、


 「今日は何だかいけそうにないなぁ…。」


 と言いました。

 私は彼が自分のせいだと勘違いしないように、




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 と打ち明けました。


 「どうして我慢出来なかったの?」


 「夕方まで会えないって思ったら、どうしても我慢出来なくて…。」


 「ちゃんと我慢出来ないなんて悪い子だ。」


 彼は私の脚を開くと何も付けずにそのまま入って来ました。

 私はもっと深く彼を受け入れたくて、彼の背中に両脚を絡めました。


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理沙子

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