デートの帰り道、
彼の車の中から綺麗な白い満月が見えました。
「ブルームーンって言うんだろう?」
「うん。」
「今月二度目の月だから。」
「ブルームーンを見ると何かいいことあるのかな。」
いつもより少しだけ短いデートだったから、
いっぱい愛されたのに少しだけ寂しい帰り道。
「ねぇ、好き?」
「好きだよ。」
好きと呟いた後の彼の溜息が気になってしまう私でした。
マンションに着いてすぐに彼に電話しました。
彼の車はまだ家の近くにいました。
「ねぇ、何か言い忘れてないですか?」
「また会いたいね。^^」
「さっきまで会ってたのにね。
今会いたい。^^」
「今すぐ会いたい。^^」
おやすみ前にいつものようにメールを送りました。
こんなにも愛しい気持ちが募るのは、
二人でブルームーンを見たせいでしょうか。
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