少しだけ恋愛感情をクールダウンしようと思い、
私からは何の連絡もせずに過ごした数日後、彼から電話がありました。
「久しぶり。元気だった?^^」
「今日はゴルフコンペでしたよね。今、車の中ですか?」
「もうゴルフ場に着いてるよ。もうすぐ始まるところ。」
「今年もまた優勝出来るように頑張って下さいね。^^」
その日は去年彼が年間成績で総合優勝をした
銀行主催のゴルフコンペの第一回目でした。
そんな大切なコンペが始まる前に、
彼から私に電話をしてくれたことは思いがけず嬉しいことでした。
翌日、私達は一週間ぶりのデートをしました。
天麩羅屋さんでランチをして、ウディ・アレンの新作を観て、
いつものホテルにチェックインしました。
そんな彼の言葉は恥ずかしいけれど、とても嬉しくて、
私の快感を加速させるのでした。
来月、2泊3日のお泊りデートが出来ることになりました。
もしも予約が取れたら、ずっと楽しみにしていたフレンチレストランに
連れて行ってくれるそうです。^^
この日のデートでは、私は一度も彼の気持ちを尋ねたりしませんでした。
聞かなくても彼の気持ちを十分に感じることが出来たからです。
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