こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年07月03日(土) ツイテナイ日


 ルナ二日目、朝から体調が悪かったけれど彼に会って来ました。

 私の体調を気遣ってお部屋でDVDでも観ようと言う彼に、

 私はどこかへ出かけたいと言いました。

 お部屋で彼にキスされたり、身体に触れられたりしたら、

 欲しくなって我慢して、余計にお腹が痛くなると思ったからです。




 体調が悪くなければ、とても楽しいはずのイングリッシュ・ガーデン。

 蒸し暑いし、お腹は痛いしで、

 私は広い園内を歩くのが途中でしんどくなってしまいました。

 小さな子供が遊べるようなミニチュアの家があって、

 彼が面白がって私と入ろうとしたのだけれど、

 ローテンションの私は彼のノリについていけませんでした。^^;


 「理沙子、この家に入ろうよ。ベッドがあるから。(笑)」


 って、あのね。

 いい大人がこんな所に二人で入っているところを人に見られたら、

 変態扱いされますから…。^^;

 おまけに丸太の上を歩いている時にハイヒールの踵を傷つけてしまい、

 気分はますます凹んでしまいました。

 ローズ・ガーデンは映画のシーンのように綺麗だったし、

 放牧されている馬やアルパカも可愛かったから、

 元気な時にもう一度訪れたいと思うけれど…。




 3時頃、いつものホテルにチェックインしました。

 シャワーを浴びてから、彼の腕枕でお昼寝しました。

 目覚めてから私達はしばらくキスしたり、触れ合ったりしていました。




↑エンピツ投票ボタン


 夜、食事を終えてお寿司屋さんを出る時に、

 携帯電話に横浜の実家からメールが届いていることに気づきました。

 メールの内容は私が近いうちに横浜へ帰らなければならなくなる

 ということを意味していました。

 そして、もしそうなったら、

 彼と離れなければならないということも頭に浮かびました。

 私は読んだばかりのメールをそのまま彼に伝えました。




 帰りの車の中で、


 「もし私が横浜に帰ることになったら、別れよう。」


 と私は彼に言いました。


 ホテルのお部屋にいた時には、


 「俺が毎月理沙子に会いに行くよ。」


 と言っていた彼。


 「そばにいて。」


 と言って私を抱きしめた彼。


 でも、この時は無言でした。

 私にも彼との遠距離恋愛は想像がつきませんでした。




 家に帰ってから彼と電話で話をしました。


 「はっきり決まってから考えよう。」


 と彼は言いました。

 彼はお部屋で言った言葉は撤回して、


 「毎月理沙子に会いに行くのは無理だろう。」

 
 とも言いました。

 彼の言葉から私と別れたくないという強い愛情は感じられませんでした。

 彼は初めからいつか来る別れのことを意識していて、

 それまでの時間を楽しめればいいと割り切っているようでもありました。

 私は悲しいというよりはどこか醒めた虚しい思いで、

 私達の関係がこの先どうなるのか考えていました。


 この夜、彼からのおやすみメールはありませんでした。


 < 過去  INDEX  未来 >


理沙子

My追加