こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年07月30日(金) 約束どおり


 数日前から彼にドライブと映画のどちらがいい?と聞かれていました。

 ゲレンデバーゲンが届いたら私を一番先に乗せてくれると話していた彼。

 でもお天気予報ではその日はあいにくの雨となっていました。


 「とにかく新しい車で迎えに行くから。

  映画を観に行くかどうかは、乗ってから考えればいいよ。^^」


 前日の電話で彼が言いました。




 デート当日は予報通り朝から強い雨が降っていました。

 新しい車でドライブしたかったけれど、

 諦めて映画を観ることにしました。

 私が途中で映画に退屈していたら、

 彼が私の顔を覗き込んで、小さな声で、


 「大丈夫?^^」


 と聞きました。

 私は甘えるふりをして彼の腕にそっと触れました。

 彼は右手を伸ばして、

 短めの丈のワンピースを着ていた私の脚をしばらく撫でていました。




 この日はほぼ十日ぶりのデートでした。

 ホテルのお部屋でいっぱいキスをしました。

 私がルナの三日目だったので、

 二人とも求めたい気持ちをどうにか抑えていました。




 しばらくお昼寝した後に、私達はいつものお寿司屋さんへ行きました。

 「美味しい!」と言いながら食べている私の顔を見て、


 「理沙子のいいところは…。」


 と彼が優しく言いました。


 「何でも美味しそうに食べるとこでしょ?^^

  いつもそればっかなんだもん。」


 「他にも色々あるよ。ここでは言えないけど。^^」




 お部屋に戻って、ベッドの上で彼のものを愛していた時、


 「あの続きを教えて。

  理沙子のいいところは?」


 と、私は彼の顔を見つめながら言いました。


 「いやらしいところ。^^」


 「もう、いつもそれしか言わないんだから。^^」


 「それだけじゃないよ。」




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 「ねぇ、あと一週間我慢できる?」


 「出来ない。理沙子の中で逝きたい。」



 
 触れ合うだけでは我慢出来なくなって、私達は愛し合いました。

 私の身体の奥を突きながら、彼は何度も私の名前を呼びました。

 そして、感じている私の耳元で何度も「可愛い。」と囁きました。


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理沙子

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